日本が滅びないために我々はどうすべきか─。日本文化や日本の安全保障などについて皆様にお伝えしたい。

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約束の日 安倍晋三試論」や「小林秀雄の後の二十一章」などの著書を執筆する文芸評論家の小川榮太郎さん。

2022年12月から配信を開始した「批評家の手帖から」では、文藝批評家として、政治、文化、歴史、思想、藝術など多岐にわたる評論を定期的に情報発信されています。そんな小川榮太郎さんに、メルマガを配信する上で大切にしていることなどをお聞きしました。

『批評家の手帖から』の詳細はこちら

──ウェブマガジンを配信しようと思われたきっかけを教えてください。

出版界も、大手メディアも発信手段として限界が来ている中、今、過渡期として個人発信の時代を迎えているように思われます。私も発信手段を模索している中で、多くの論客やジャーナリスト、学者が、ウェブメルマガを活用されているようなので、私も取り組むことに決めました。

──TwitterやfacebookなどSNSを活用されていますが、小川さんの中でウェブマガジンによる情報発信はどのような位置づけでしょうか?

このメルマガでは、第一に、文藝批評家としての、文化、歴史、思想、藝術全般にわたる本格的な評論活動の一端を、出来立てのほやほやで配信する場所に位置づけてゆこうと考えております。政治的発信は主としてYouTubeで行い、中でも文章で書いた方がよいものはこちらに振り分けます。YouTubeではバンされてしまうような発信はこちらということになります。
中でも、文藝批評や音楽批評など本格的な批評文の発信というのは、従来の会員制メルマガにはあまりないと思いますが、今、そうした本格的な論考を党派性や業界の縄張りを越えて掲載してくれる雑誌媒体はほとんどありません。まして私の場合は歴史、思想のみならず、文学や音楽など藝術ジャンルの仕事も含まれ、そうした幅広い領域を覆う文化総合雑誌が存在しない以上、個人発信がよいのではないかと結論しました。

──今一番気になっているのはどのようなテーマでしょうか?

日本が滅びないために私はどうすべきか、読者の皆さんをはじめとする日本人はどうすべきかの一事に尽きます。私の仕事は政治の裏方、ロビイング、政治的発信がある一方で、日本文化サロンを主宰し日本文化を守り育てる事業、クラシック音楽、保守思想の評論家としての執筆など幅ひろいものですが、すべて日本が滅びないという目的と深いところで繋がっています。

──今後、どのような展開を考えてらっしゃいますか?

日本文化や日本の安全保障などについての講演を各地でしておりますが、その中でご好評を博したものを文章化して発表してまいります。
また、私が数年執筆、研究してきた保守主義の父エドマンド・バーク著『フランス革命についての省察』が今年でほぼ完成します。その原稿の一部をメルマガで公表する予定です。
また、今年は昭和日本を代表する知性、小林秀雄没後40年になりますので、小林秀雄論の一部を発表します。さらに私は福岡在住のピアニスト菅谷怜子さんという天才に出逢い、彼女の世界デビューをプロデュースすることといたしました。そのプロセスで種々の音楽評論を執筆しますので一部を発表いたします。

──どういった方にウェブマガジンを読んでもらいたいですか?

知的好奇心に富んだ読者の皆様と場を共にできればうれしく存じます。

──最後に読者さんに向けてメッセージをお願いします。

ウェルメルマガによる批評作品の発表というのは一般化していないかと思いますが、ぜひ多くの読者にご愛読願えればと思っています。宜しくお願い申し上げます。

──ありがとうございました。

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小川榮太郎「批評家の手帖から」

『約束の日―安倍晋三試論』において第二次安倍政権誕生に決定的な役割を果たした評論家小川榮太郎の大放談メルマガです。

文藝評論家として『小林秀雄の後の21章』(幻冬舎刊)のような本格的な文藝作品の制作に取組み続けながら、一方で、マスコミの偏向報道と激しい戦いを演じ、安倍晋三総理、菅義偉総理、岸田文雄総理と歴代総理のご意見番を務めてきました。

ここ「小川榮太郎「批評家の手帖から」では、
① 政権中枢と日々連携して日本を正常化するディープなやり取りを、時に実名を入れつつ臨場感溢れる一次情報としてお届けします。
② 安倍晋三元総理との思い出。お元気であれば、総理の政界引退後まで公表するつもりのなかった安倍総理との緊迫した政局上のやりとりを、現時点で差し支えない範囲で綴ってまいります。
③ 反日勢力との戦いの実況中継の場にもなります。
④ 中国、アメリカ、自衛隊などの独自な一次情報を国家安全保障上の啓蒙効果のある範囲でお届けします。
⑤ 全国各地で大きな反響を呼ぶ「小川榮太郎講演会」の講演草稿からエッセンスをご紹介します。
⑥ 時に、文藝や音楽、紀行文などのエッセーもお届けします。

なぜメルマガ配信をはじめたかについてはこちらをご覧ください。

https://foomii.com/00276/20221206090928102801

価格:880円/月(税込)
発行:毎週火曜日(臨時配信あり)

小川榮太郎

文藝評論家。
一般社団法人日本平和学研究所理事長。昭和42(1967)年生まれ。
大阪大学文学部卒業、埼玉大学院修了。

専門は近代日本文学、十九世紀ドイツ音楽。

著書に『約束の日 安倍晋三試論』『小林秀雄の後の二十一章』(以上幻冬舎)『徹底検証「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(飛鳥新社)『一気に読める戦争の昭和史』(扶桑社新書)、『平成記』(青林堂)、『フルトヴェングラーとカラヤン』(啓文堂)、『保守主義者宣言』(育鵬社)、『作家の値うち』(飛鳥新社)など多数。

フジサンケイグループ主催第十八回正論新風賞、アパグループ第一回日本再興大賞特別賞などを受賞。令和3年に日本文化サロンを創設し、日本文化の維持発展にも力を注いでいる。

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